スタイルガイドとは文章を記述する際の文体、文章表現、用字・用語、符号・記号などについてのルールを定めたものです。
スタイルガイドの目的
ページ数の多いドキュメントでは、読者にとって読みやすい文章にするためにはタイトルの付け方、用語が全体を通じて統一されていることが重要です。たとえば英語の文章をフランス語とドイツ語に翻訳する場合、フランス語、ドイツ語それぞれに文章のスタイルガイドを作成します。これは「翻訳スタイルガイド」といわれるもので、翻訳を依頼するにあたって翻訳者に渡します。翻訳者はこの内容に従って翻訳をすすめていきます。
- 複数翻訳者による短納期の翻訳での統一性
- 短納期で複数の翻訳者で対応しなければならない大量の翻訳の場合、「翻訳スタイルガイド」をもとに翻訳をすすめることで全体の文章の統一性を確立できます。
- 既存翻訳との統一性
- 既存の翻訳がある場合はお客様と十分に打ち合わせを行い、新しい翻訳スタイルを確立してから翻訳を進めます。これにより既存の翻訳から流用した文章と新しい翻訳文章が違和感なく、自然な文章に仕上がります。
既存のマニュアルの見直しをしてみませんか
和文のマニュアルはよくできているのに、多言語版は現地で評判がわるいということはありませんか? これは翻訳がわるいだけではなく、翻訳者に翻訳スタイルが理解されていないことも原因のひとつです。 翻訳会社 東輪堂ではマニュアルを中心に多様な言語に翻訳スタイルガイドを作成してきました。既存のマニュアルを翻訳スタイルという観点から見直すことをお勧めします。お客様のご要望に応じたスタイルガイド、用語集の作成をお手伝いいたします。
SDL Tradosでの翻訳とスタイルガイド
翻訳作業においては用語と翻訳スタイルの統一が重要な課題です。 翻訳会社 東輪堂ではSDL Tradosツール(SDL MultiTerm)を利用し、用語集を作成します。
作成される用語集としては
- UI(画面用語)など対象製品であらかじめ決められた使用すべき用語
- ハウススタイル(※)
※用語集とは別にメーカー様が独自に定めた各部名称、機能名称等。たとえば「手ブレ補正」という機能に対してメーカー様により以下のようにそれぞれ異なる用語が決められています。
Image stabilizer(カメラメーカA社様)
Shake reduction(カメラメーカB社様)
Vibration reduction(カメラメーカC社様)
Anti-shake(カメラメーカD社様)
多言語翻訳においてそれぞれのネイティブ翻訳者、プルーフリーダーは翻訳会社 東輪堂が指定する翻訳スタイルガイドとSDL Tradosの用語集により翻訳やプルーフを進めていきます。またこれら用語集は翻訳メモリーとともに翻訳作業のたびに改訂され、翻訳資産として蓄積されていくことでさらに次の翻訳の品質を高めていきます。


















